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ジャズ

ここ最近 NHKで 2007東京ジャズなる この夏行われたフェスティバル放映されてます。
そこで 激太りのハイラムブロック観たわけです。

僕的には どれも グッとこない音楽でした。皆 楽器は無茶苦茶上手だし フレーズは歌いまくってますが アンサンブルトータルでは つまらなく感じます。
ソロ回しなんかが無い インストがいいな!

ただ アレックスアカーニャのカホーン 良かった。僕も たまにライブで使いますが 恥ずかしくなります。こんなの観ると。

あと ドラマーでは デイウ゛ウィックウェルと デニスチェンバースが やはり圧巻でした。美しい!まったく ああなりたいとは思いませんが 勿論成れませんが! やはり 見てて 綺麗。
でも一番良かったのは ジョーサンプルバンドのドラマー ジョンウ゛ィスタゴッチでした。彼は 白人のニューオリンズドラマーです。ニューオリンズ系のドラマーは 結構叩きまくる人多いのですが 彼はクールです。ジョーサンプルの誘いにも 一切 乗りません。スティーブガッド級です。でも 所々に ニューオリンズスタイルがカイマ見えて そこが新しい。スティーブガッドとはまた違った良さあります。
ジョーサンプルほど 歌いまくるピアノには シンプルなドラムじゃないと 合わないと思います。ただしスティックスフーパーは別物ですが。

日本のジョーサンプル? キーボード奏者の今田勝の 1980年代初期のベスト盤、最近、買ったのですが スティーブガッド、スティーブジョーダン叩いてます。この時代の今田勝はいいですよ!ぐろーヴぁーわしんとんJr級です。もう 歌ものです。

デニスチェンバースや デイウ゛ウィックウェルと同じく バカテク&グルーヴあるドラマー、ビニーカリウタがほとんど叩いてる マイケルブーブレの新譜、コールミーイレスパシブル 昨日聴きました。 カバーで クラプトンのワンダフルトゥナイトを イバンリンス!とデュエットしてます。ポルトガル語で。これはいい企画です。
あとは レナードコーエンのカバー。マイケルブーブレ自身の曲は ベビーヘェイス級にポップなエイトビートです。
ビニーカリウタは シンプルでグルービーなドラミングなんですが 一曲に何度か 普通じゃない ハプニング起こしてくれます。そこで誰!このドラマー!?ってなるわけです。良くも悪くも。
最近 聴いてたジャズ系アルバムは

ベースのラリークラインの奥さん ルシアーナソウザの新譜 ザニューボサノバ。これは良かった!
ジョニミッチェルのような声で 全編 ボサノバアレンジで スティーリーダン、スティング、ジェイムステイラー、ジョニミッチェル、レナードコーエン、エリオットスミス!、ランディニューマンブライアンウィルソン、マイケルマクドナルド、アントニオカルロスジョビンのカバーやってます。趣味良すぎ!!しかし 最近 ラリークラインは いい仕事してます。将来は、今は亡き アリフマーディンや トミーリピューマ フィルラモーンみたいになるのでは!
中庸の魅力です。マデリンペルーの新譜もラリークラインがプロデュースでしたが これもよかったもんなー!
ルシアーナソウザのアルバム ドラムは 全曲アントニオサンチェスが叩いてます。BRADY BLADE以降では 彼が、今 一番 勢いのあるジャズドラマーではないでしょうか。
パットメセニーバンドでもがんばってます。アントニオサンチェスのドラミングって浮遊感があって 低域があまりない感じ 独特です。

アントニオカルロスジョビンの1963年にでた THE COMPOSER OF DESAFINADO.PLAYS。
超名盤だと思います。
イパネマの娘、おいしい水、コルコウ゛ァード、ワンノートサンバ、ディサフィナード、夢見る人、メディテーション、ジャズサンバ、など 永遠のスタンダード目白押しです。こんなアルバム ビートルズでもないんじゃないんでしょうか?
究極のラウンジミュージック、いつ聴いても古くない。アレンジはクラウスオガーマン、プロデュースはクリードテイラー、エンジニアはフィルラモーンです。さすがだす!

ドラムのケニークラークセクティットの1956年 パリ録音の PLAYS ANDRE HODEIR.
ケニークラークは バップドラミングの創始者と言われている 偉大なドラマーですが リーダーとしても いい仕事してます。
このアルバムは アンドレオデールという ヨーロッパの作曲家 アレンジャーの作品のみを演奏してます。完全なインプロではなく ソロの中にも 微妙に書き譜のフレーズが指定されてるような音楽です。そこがかっこいい!自由になりきれないとこが魅力。そういうジャズに 僕は.最近ひかれます。少し クラシック的な。デイブブルーベックやMJQ.

そのMJQの モダンジャズが映画音楽に使われた 第一号なアルバム 1957年録音の たそがれのヴェニス。
大学時代の 軽音楽部のドラムの同級生に オオシモ君というジャスドラマーがいました。島根出身の彼のフェイバリットドラマーが なんとMJQのコニーケイ! 渋すぎです!普通なら エルウ゛ィン トニー ジャックディジュネット、古くても アートブレイキー、フィリージョージョーンズ マックスローチならともかく、なにがなんでも 四年間 コニーケイ命!
僕らのジャンルだと ジェフポーカロやスティーブガッドって言う時代に 頑なに ベンチャーズのメルテイラー命と言ってる感じです。
その当時は そんなオオシモ君 少し 不思議に思ってた僕ですが 25年以上かかって やっと 彼の域まで 僕もたどりつきました。
彼の下宿に行ったとき 豆を砕くとこからのコーヒーつくってくれたのですが それが僕が人生で初めてコーヒーがおいしい!と思った瞬間でした。
そんな人 まわりにいなかったので。
オオシモくーん!四年間 持ち続けてた あの四角い 昭和初期の新聞記者が持つような 肩から下げる皮の鞄 まだ使ってるのかーい!
今 思うと 君は もうあの若さで 老成してたんたわね。で 彼の就職先は 海外国際協力青年隊!
素晴らしすぎです。

おやすみなさい。
by to-ru_drum | 2007-11-01 02:54


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