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最近聴いてたアルバム

フランク・ザッパの1969年の ホット・ライツ。
全然古くないです。
殆んどインストですが、譜面とアドリブが、絶妙なバランスです。そして グルービー。
電化マイルスよりは、かっちりしてます。
今時な ジャム・バンド フィッシュのトレイ的。


シー・アンド・ケイクの最新作 Car Alarm。
最近聴いたアルバムでは、一番 僕的ロック感じたアルバムでした。
ドラムの ジョン・マッケンタイァ、ルーツのクエスト・ラブと同じく、フュージョン的手法ではなく、新しいドラムの境地、示してくれます。

キャレキシコの2000年にでたアルバム Hot Rail。
トレモロ・ギターにアコーディオン ビブラフォンにマリンバ トゥワンギーギターに トランペット。
少し、アメリカのダイアー・ストレイツかも。 でも もっと映画的ですね。
深ーいバンドです。

ある意味 変態ギタリスト デビッド・トーンの2005年録音なのに 2007年にECMからでた プレゼンス。
フリー・ジャズ、アンビエント、エスニックでグルービー。ミニマルミュージック。映画音楽なら、バッチリはまりそうです。映像が、二倍、いや三倍、深く、観客に感じさせ、あるいは、考えさせる、音楽です。NHKの昔の秀作ドキュメンタリーのバック・ミュージックみたい。新日本紀行のような。
グルービーに感じるのは、クレイグ・テイボーンの、ローズやオルガンが味噌かも。
掻き立てられます。


つぎは、ハービー・ハンコックの1980年にでたアルバム、モンスター。
うーん!ギリギリ 今年だから、楽しめる。5年前なら、少し、きつかったかも。
この後の フューチャー・ショックなら、5年前から、少し、旬でしたが。

下世話な、POPさに、人力ドタバタ ディスコ・ビート で、柔いボーカルに、 暑苦しいソロ。
一見 駄目駄目なのですが、なんか 楽しい。乗れます。
ドラムは、アルフォンソ・ムザーン。レオン・チャンクラー的 洗練されてないけど 確かにグルーヴしまくってる 土の香りがするファンクドラミング。

お次は ジョン・アーバークロンビーが、ジャック・ディジョネットとデイブ・ホランドとやっているトリオ Gateway の1996年にでたアルバム In the Moment。
ジャック・ディジョネットあんまり どっひゃん どっひゃん 叩いてません。
そんなに 相手のフレーズに、いちいちインタープレイしないけど、曲の構築をインタープレイ 即興してる音楽だと思いました。

で、今日の最後は ビル・エバンスの1973年の1月20日 郵便貯金ホールのライブ録音、ビル・エバンス・ライブ・イン・トーキョー。
最初の一音から、引き込まれます。
チェット・ベイカーや、アート・ファーマーと同じく 僕が一番 安心できる音色が、あります。
1日の最後は こんな音楽で 閉めにしたいのです。
エディ・ゴメスと、マーティー・モレルのトリオ時代。
スコット・ラファロとポール・モーシャン時代の、はかなさ 、ヒリヒリ感、宇宙的危なっかしさ、でも最後は 天使の羽根になる到達感は、このトリオにはありません。
でも、も少し 密度の濃いグルーヴあります。ねちこさ。引き摺るよな、音のまったりかん ふくよかさ。
名盤です。ライブですが、完璧。
日本人の客なのに この熱気は、凄い。
みんなが かたずをのんで ビル・エバンスの演奏に集中してる図が 想像できます。
日本人だって ほんとは熱いんです。
な、アルバムです。

いゃあ 全曲 素晴らしい。
幸せ おやすみなさーち!
by to-ru_drum | 2009-01-29 03:00


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