今まさに 旬な 現在進行形なシンガー・ソング・ライター逹。 スファン・スティーブンスが、その代表だとは 思いますが、最近 良かった 最先端シンガー・ソング・ライター二人 紹介します。 写真の 左側 ボン・イベールの 二作目 Bon Iver。 一曲目の 出だしから やられました。 泣けてきます。 音だけで。 幽閉としてて 静かで ひんやりしてて。 裏声のようでいながら、暖かみがあり、少し 泣きそうな声。 ビートは、基本 二拍 四拍に スネアが常にある 凡庸な曲は殆んどありません。 アーケード・フィアーや、フリート・フォクシーズ、皆 そんな リズム作りしてきます。 いゃあ しかし 素晴らしいです。 ボン・イベール。本名ジャスティン・ウ゛ァーノン。 なにしろ 丁寧。 本当 丁寧。 コーラス いろんな楽器 それも かなり 生音 生楽器逹が 入り乱れて 立ち入っては 立ち去って。 その音逹が、 入ってくる入口、出ていく出口に、気品が 常にあります。 SEも多用。 意味がある SE。 外は寒々としてるのに、心が 凛としているから、 温かい。 アイスランドのシガー・ロスのアルバムや、ヨンシーの ソロ・アルバムなんかを 思い出しました。 やられました。 こういうの聞くと 今まで 自分は何を作ってきたんだろう?と反省してしまいます。 ただ 音楽好きなリスナーで、その経験 蓄積から、自分だけの オリジナル作品 何にも作ってないじゃない! 僕はドラマーではありますが、 凄い作品を聴くと、いつも そんな 飢餓感 危機感を、感じ、 考えてしまいます。 たった 一度の人生 自分一人の世界観だけで 練り上げた作品 やはり 作りたい です。 ドラムは 関係なく。 このアルバムは、三年 自宅スタジオで 練り上げたアルバムのようです。 スファン・スティーブンスのような 爆発的な才気とは違う、 歌詞 想い 情景に 寄り添える音 ひたすら 探して 当てはめていった 地味な才気?感じます。 名盤誕生! で、これまた 凄いアルバム、 アイアン&ワインの 最新作 キス・イーチ・アザー・クリーン。 アイアン&ワインは、実は サム・ビームという アメリカ、オースティン出身の シンガー・ソング・ライターの別名プロジェクト。 なんとも マニアックで箱庭的でもありながら、ポップ! ブリンスの、フォーキーなアコースティックポップ版。 少しヨレギミで、呼吸していますな生演奏主体、 コーラスは 70年代的な ハッピー、ハッビー! 一個、一個の音が、ローファイだけど、とても、いい音。 まぁ しかし、ボン・イベールも サム・ビームも 歌が、歌声が、やはり いいです。 二人とも 決して 声を張り上げ 歌い上げるタイプではありませんが。 声が 紳士。 タイプ的には ロバート・ワイアットの世界観。 アイアン&ワインの 今回のアルバムは、少し エスニックな要素もあり、少し ボール・サイモン的な曲あり。 ちなみに ボール・サイモンの新譜 かなり いいです!バリバリ現役感 今回のアルバム感じました。 アイアン\ワインが、キャレキシコと共演した 2006年のアルバム、In the Rain も 渋い アメリカーナ ルーツ オルタナ アルバムでした。 常に、ベダル・スチールが鳴っているよな、カントリー、フォーキーなイメージですが、どこか、怪しい。 フリー・フォーク、フリーク!フォーク。 ザ・バンドの ような曲逹が 少し 捻れていました。 それが、今回のアルバムで 納得。 やはり、サム・ビーム、アイアン&ワインの 頭の中は こんなことになってたんだ! 今回のアルバムは、中期フリートウッドマックと 70年代エルトン・ジョン 意識したとのこと。 たしかに。 でも 僕は ファンク 感じます。 今日は、偶然ですが、エルトン・ジョンの 1975年のキャプテン・ファンタスティックと 2004年にでた43作目のアルバム ピーチツリー・ロード 移動中の車で 聞いていました。 30年の月日の流れ 関係なく 似たような世界観。音。演奏。びっくりしました!二枚とも、 以外と地味で バラード主体。 で、かなり アメリカ、な 音。カントリー、リズム&ブルースが、ルーツです!な曲に演奏。 で、歌詞が 大切。 曲は ハーニー・トゥピンとエルトン・ジョンの共作。 ドラムは、ナイジェル・オルスン!グレート。 まるで ラス・カンケルのイギリス版。 ギターは、ダベイ・ジョンストン。 30年たっても やはり おんなじ グルーウ゛ 世界観、匂い。 人って 変わんないもんですね。 少し感動。 最近のエルトン・ジョンは、イマイチ と いう人 多いと思いますが、この ピーチツリー・ロード しんみり とても いいですよ。 ヒット曲狙いはないですが、染みます。
by to-ru_drum
| 2011-08-27 01:33
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